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2022年8月19日金曜日

無料塾「夢と希望」(ただゼミ)開講宣言    - 生活困窮家庭の生徒・児童への学習・生き方支援 -

 

元高校教諭のK.Oです。 

ある新聞に「わが家にはお金がないから、学習塾へ行けない」という内容の投稿がありました。生活困窮家庭の生徒・児童が、学習塾へ行きたくても行けない可哀想な現実があるのです。

私も学習塾の講師をしながら感じたこと子供が塾に通えるのは、親がある程度裕福な家庭でないとできないということ。また、最近の大手の学習塾は営利を第一にする傾向が強いと、疑問を感じています。子供たちが将来に「夢と希望」をいだき、親の収入によって教育機会を失わないことが大切と思います。 

無料塾開講を決意!「長坂子ども食堂」に学ぶ 

経済的な理由等で、学習塾に通うのが困難な生徒・児童を対象に、学習・生き方支援を行うことを決意しました。(2021.10.6

白鳩会総裁・谷口純子先生は、「長坂子ども食堂」と題するご文章で、次のようにお示しくださっています。 

 20151月から、生長の家の職員寮がある長坂寮の集会所で、毎月第3日曜日に「長坂子ども食堂」を開いています。

 現在の子供を取り巻く環境は、必ずしも良好なものではありません。特に日本における子供の貧困の問題は深刻です。日本の子供の7人に1人、率にすると13.5%が貧困状態です。 一人親家庭に限ると、その率は48.1%にもなります。

 このような状況の中、子供たちの食のセーフティーネットの一助になればとの思いから、この食堂は開かれました。(谷口純子先生著『森の日ぐらし』143頁より) 

「長坂子ども食堂」の開設の目的に学び、無料塾開講を思い立ち決意しました。70歳の一念発起、これで教員生活の仕上げになると。この時は決意だけで、現象的には何も無いところからのスタートでした。 

願いは叶う    協力者・支援者が集まる!

開講できるかどうか?数年前から祈りました。時間が取れるかどうか?光明化運動に影響しないかどうか?塾講師としての収入はなくなり支出が増える?等々について、妻とも相談し、神様に全託して祈ったのです。あるとき、「無料塾を開講せよ!」と声なき声がありました。

願いは叶う!協力者、また支援者が集まってきました。正しく愛を与える願いは叶うのです。開始日は、202241日と決めました。毎週土曜日の夕方に開講。今、準備を進めています。無料の公共の会場を探して、市教育委員会や社会福祉協議会を訪問し、断られたり、また辞退したりであちらこちらを回り、最後に素晴らしい会場が与えられました。

地域の公共施設です。(当時、事情により一時お寺で、現在は別な公共施設)所長さんが無料塾の趣旨にとても賛同され、同施設内の立派な食堂を貸してくださることに。新型コロナウイルス感染拡大防止対策を考慮して約20人は入れるところで、机・椅子・冷暖房・Wifi・自動湯茶付きです。挨拶して帰るとき、「よろしくお願いします」というと、所長さんが「共にやりましょう」と言ってくれました。熱いものを感じ、とても感動し励まされました。 

生徒・児童へ支援拡大から人材育成へ!

生長の家の教育(生長の家の教育法と環境教育)により、将来を担う人材を育成したいと考えています。学習の理解だけでなく、子供と親が真理を知り実践し、繁栄の生活を切り拓いていき、貧困の連鎖を克服していけることを願っています。

子供たちに真理と、自然と共に生きるライフスタイルを伝える新たな機会を開拓します。学校、生命学園、青少年練成会等をはじめ、さら新しいチャンスを拡大していきましょう。 

K.O

2018年8月9日木曜日

親の背中を見せよう。Show your children that you parents are struggling.

 

 小学校教諭のY・Sです。

 先日,教区の親子見真会で教育相談の講師を務めさせていただきました。参加者の皆さんはみな真剣にお子さんの生長や勉強の仕方などの話題に耳を傾けてくださいました。近年,様々な研究の成果によって多面的な子どもの学習支援方法が開発されていますが,私が一番強調したかったことは表題の英語表現に集約されています。つまり,親が奮闘しているところを何気なく子どもは見ていて,自分も向上しようという意欲に掻き立てられるものであるということです。これも近年の教育心理学における発見の一つです。
 さて,では親は何に奮闘(努力)すべきでしょうか。読書に熱中するのも良いでしょう。資格試験に挑戦することもすばらしいです。また,趣味に熱中する姿も子どもには良い影響を与えるようです。
 私は「英会話」を一緒に勉強することをお勧めします。ご存じの通り小学校では2020年度から3年生以上の学年で英語が必修教科(Compulsory subject)になります。既に今年度から移行期間として週に2時間の外国語活動の時間が設けられています。もちろん指導者である私たち教員も研修をしなければなりません。読者もみなさんもぜひ英会話をお子さんと一緒に学習してみてはいかがでしょうか。
 最後にエマーソン(Ralph Waldo Emerson)の名言からのQuotationをご紹介します。
☆What is a weed? A plant whose virtues not yet been discovered. 雑草とは何か?その美点がまだ発見されていない植物である。
☆Other men are lenses through which we read our own minds. 他人とは自分の心を読み取ることのできるレンズである。
☆Whatever course you decide upon, there is always someone to tell you that you are wrong. There are always difficulties arising which tempt you to believe that your critics are right. To map out a course of action and follow it to an end requires courage. 何をやろうとしてもあなたは間違っていると批判する者がいる。その批判が正しいと思わせる多くの困惑が立ちはだかる。計画を描き,最後まで実行するには勇気がいる。
☆Please treasure what you are crazy about now. Bcause that is what you really want. 今あなたが夢中になっているものを大切にしなさい。それはあなたが真に求めているものだから。

2017年11月24日金曜日

子どもたちのために「聖経」を読もう。その功徳無限なり!

小学校教諭のY・Sです。

教育界は今,大転換期を迎えていると私は感じています。道徳の教科化や小学校での英語の必修科目化は前向きにとらえればよいことですが,発達障害・不登校・いじめ・子どもたちの学習意欲の低下や授業妨害(または拒否)という問題も山積しています。最早,唯物的教育観では対処不可能な学校現場であることは明らかです。

 私は担任時代には(今は教務で担任をもっていません)子どもたちの写真を自宅の神棚に奉納して,毎日の神想観で実相を観じ,聖経を唱げて祝福していました。今は学校の全児童を祝福しながら神想観・聖経読誦をしています。

 最近こんなことがありました。いわゆる発達障害といわれる児童の言動が急に悪化し始め,担任ばかりでなく学校中がその対応に追われる状況になったのです。そこで,私は特にその児童の名前を心で呼んで思念してから聖経を読むこと3日。驚くほどに効果(功徳)が出始め,落ち着いてきたのです。特に私の前では,まるで私が祝福しているのを知っているかのように素直になります。もちろん,これは私の力ではなく真理の言葉とその波動が子どもによい影響を与えたのであると考えます。

 さらに,問題と仮に言われる子どもの行動や障害の中には「霊的な障り」もあることは否定できません。そのような場合「先祖供養」や「聖経法供養」に申し込んであげたことにより絶大な功徳が現れ,その子どもが優良児となったという事実はたくさんあります。 読者のみなさん,子どもたちのために,教育現場のために,何よりも子どもたちの心身共なる健全な生長と将来の幸福のために「聖経」を読んであげましょう!

2017年10月21日土曜日

なぜ勉強しなければいけないの?

小学校教諭のY・Sです。

「なんで勉強しなければならないの?」という問いを子どもから受けたことは教師に限らず誰にでもあると思います。皆さんならどう答えますか?「子どもは勉強するのがしごとだからだよ。」,「勉強しないと立派な大人になれないからだ。(言っている人が立派な大人でない場合もある)」「いい学校に入るためだ。」等々。いずれも根本的に間違った答えです。子どもは勉強しなければならないのではなく,”勉強していい”のです。つまり勉強するもっと言えば学問をする権利が子どもにはあるのです。その機会と場,適切な条件を与える義務は私たち大人にあるのです。
   

     教育基本法 教育の実施に関する基本
(義務教育)ー1部抜粋ー
第五条 国民は、その保護する子に、別に法律で定めるところにより、普通教育を受けさせる義務を負う。
2 義務教育として行われる普通教育は、各個人の有する能力を伸ばしつつ社会において自立的に生きる基礎を培い、また、国家及び社会の形成者として必要とされる基本的な資質を養うことを目的として行われるものとする。
3 国及び地方公共団体は、義務教育の機会を保障し、その水準を確保するため、適切な役割分担及び相互の協力の下、その実施に責任を負う。

 そう,子どもたちは勉強をしてよりよい国家社会の形成者になる,簡単に言えば「幸せになる権利」をもっているのです。
それに関して私は時々子どもたちに,「慧可断臂」の故事を話します。子どもたちは真剣に聞いてくれます。ご参考まで。

2017年8月26日土曜日

授業に使える英語の名文

小学校教諭のY・Sです。


本日も英語のに関する話題です。夏休み中に出会った英語の名文をご紹介します。
専門家からみると文法,イディオム等,違うご意見があるかも知れません。(ちなみに小生の英語力は英検準1級程度)そのときは忌憚のないご意見を!

○ Educate man without religion and make then but clever devils.
   (神なき知育は知恵ある悪魔をつくることなり。)
○ We shuold educate our chilren to be able to overcome whatever hardship
     they may encounter in the future.
 (私たちは将来出会うかも知れない如何なる困難をも克服できるできるように子供たちを育てるべきである。)

2017年5月18日木曜日

自然に関する英語の格言

小学校教諭のYSです。

今日は自然に関する格言を一つ共有したいと思います。

Study nature, love nature, stay close to nature. It will never fail you.
- Frank Lloyd Wright -
自然を研究し,自然を愛し,自然の近くにいなさい。自然はあなたを裏切らない。
ーフランク・ロイド・ライトー (日本の帝国ホテルの旧本館などを手がけたアメリカの建築家)

深い言葉ですね。子供たちに教えるにもよい教材です。
ちなみに読み方ですが,赤い部分を強く読むとより伝わりやすくなります。最後は「フェイルウー」のような発音になります。つまり,内容語(伝えたい言葉)を強調し,機能語(前置詞や接続詞代名詞など)を弱く発音するのが英語の特徴です。
Let's try!

2017年5月4日木曜日

信仰と語学 その2

The glory of gardening : hands in the dirt , head in the sun, heart with nature. To nurture a garden is to feed not just on the body, but the soul.  ーAlfred Austinー
ガーデニングのすばらしさは,手は土に入れ,頭は日光に当て,心は自然と共にあることだ。庭を育むことは体のみではなく,心にも滋養をあたえることである。

 今学習中の英会話の本にこんな名言が載っていたので,みどりの日にちなんでコピーしてみました。
 さて,表題の内容に入りますが,語学力を磨くことは単にコミュニケーション力を付けグローバルな視野を広げるためだけではないと考えます。「神の御心を聴く」という能力の向上にも繋がります。つまり,母語以外の言語を理解できる能力は,同時に神(大自然)からの見えざるメッセージをキャッチし,それを解釈する能力も開発できるのであると考えています。生長の家創始者,谷口雅春先生は,早稲田大学英文科では特待生であり,優れた翻訳家でもありました。私は先生の書かれた文章は神様の言葉を翻訳したものであると個人的に思っています。これからの日本の学生は是非とも英語をはじめとする外国語を習得することは人生をよりよくすることに繋がることを私は「Insist」します。

2017年2月12日日曜日

信仰と語学

小学校教諭のY・Sです。

今日はいきなり英文で始まります。

Through recognition the indwelling Divinity will appear.

No matter how great the treasures kept in the house, if there is no light, the treasures are practically
nonexistent. Firends, let us begin by recognizining the indwelling Divinity(Great Inheritance from God) in your children and studennts. Every bad habit and genetic inheritance will be wiped away
through the brightness of our powre of recognition.「生命の実相」 頭注版 第14巻 p196より
英文は谷口清超先生ご監修「人生の扉を開く」から抜粋しました。
 
 2019年度から小学校でも英語が段階的に教科化され,’20年度から完全実施されます。これについてはさまざまな議論がなされていますが,私個人的には賛成です。むしろ遅すぎたという感があります。第二言語は早い時期に始めた方がその習得がしやすいというのが理由ですが,信仰との関係も無視できないからです。
 言語は太古の昔,みな同じであったという神話があります。もしそれぞれの言語が同一の理念から発生していなければ,他言語を理解することも訳すこともできないはずです。これは宗教の本源に関しても同じです。さらに,他言語を翻訳する(理解する)ということは,単なる文法的,経験的な能力ではなく,「観ずる」能力が不可欠です。この件についてはまた後日,具体的に書きたいと思います。時には,真理の言葉を英語などの他の言語で読んでみるのもよいと思います。

2017年2月7日火曜日

「生徒M君の成長」

初めまして。中学校教諭のK.Sです。
中学校教諭になって早34年目。教員という柄でもない自分がこんなに長く教員生活をしているなんて自分で驚いています。私が教員になって一番楽しいことは、生徒との何気ない会話で心が通い合っている瞬間を感じたときです。恋の話・悩み事・進路の相談・世の中の問題など、大人同士の会話ができたときは、教員になってよかったなとつくづく感じることがあります。

最近は、年々、低年齢化する生徒たちと高齢化した自分とのギャップを感じ、心を通わせる瞬間が少なくなってきました。そんな中、昨年入学してきたM君との出会いがありました。M君はアトピー体質でちょっと自閉気味。こだわりが強く、コミュニケーションの苦手な生徒でした。1年生の国語の時間、授業が始まった当初は、あまり意欲的な態度ではなく、気分も沈みがちな生徒でした。授業のたびに気になるM君に声をかけました。物語や随筆には全く興味を持ちませんでした。感情を読み取ることの苦手なM君は発問してもとんちんかんな答えを発していました。説明文には興味を持ち、自分の広い雑学を披露しました。
先日のことです。私が授業中「『しかとする』という言葉の語源しっていますか?」と問うと、M君がすかさず、「花札の鹿の絵札からできた言葉です。」と正しい解答をしました。「君はすごいね。いろんなことを知っているね。その知識はきっとこれから役にたつよ。」と称えました。また、彼の書いた環境汚染の作文は内容が深く、話の流れもたくみでした。私は「M君は理数系が得意なんだね。専門的な知識が深いので、学者タイプだね。」と声をかけました。

教室のみんなの前でほめられたM君は、それから、授業によく参加し、自分の思いや考えを積極的に発表するようになりました。そして「僕は将来大学教授になるんだ。」と明るく話してくれました。内にこもっていたM君が旧友と元気に談笑している姿を見てうれしくなりました。

2016年3月13日日曜日

言うことを聞かない子どもへの対応

小学校教諭のY・Sです。

最近の子どもは,小学生でも先生や親の言うことを聞かず,指示すると「いやだ!」といってふてくされることがあるようです。このような児童は年々増加しているのが現実のようですが,ここに最もよい対応があります。それは,
 子どもと遊んであげることです。
 心身の発達が著しい児童には学習(脳の発達)と運動や遊び(体と心の強化)の両立が必要です。学校で言うことを聞かない児童がいて,対応に苦慮したら,「発達障害」だとか「ADHD」だとかと疑う前に先生が休み時間に一緒に遊んであげることです。これは理論ではなく私の実際の経験から言えることです。
 授業や集団行動に馴染めず,すぐにキレてしまうような児童や先生の言うことを聞かない児童は,まず間違いなく“先生が好き”ではありません。人間は元来尊敬する人の言うことは,例えそれが多少理不尽なことだと認識しても聞くものです。小学生の児童には,まだこの“尊敬する”という観念が十分に醸成されていません。ですから,自分が一番好きである遊びを一緒にしてくれる人を“尊敬”し,その人の言うことを聞くのであると思われます。私も今までに,いわゆる問題児扱いされている児童を何人も受け持ちましたが,授業中全く集中できず,周りの子どもたちに迷惑をかけたり,授業を妨害したりしたとき,「休み時間外で遊ぼうか?」と声をかけると「え?ほんと?」と意外だという表情をして授業が終わるまで静かにしていました。約束通り2時間目と3時間目の休み時間にとことん一緒に遊びました。すると,3時間目以降はすっかり人が変わったようになって,私の言うことも聞いてくれるようになりました。もちろん,学級の他の児童たちも一緒に遊びに加わりますから,学級全体が明るく活発になります。
 とはいえ,学級担任は分刻みの忙しさですからそんな時間の余裕はないと言われる方がおられるかと思います。ではどうするか?答えは簡単。“宿題を少なくする”のです。つまり○付けをする時間を削って子どもたちと遊ぶ時間に充てることです。そんなことをすると,学力の低下につながるのではという心配なら無用です。授業で勝負するのです。子どもたちが先生を“尊敬”して心を開いてくれたら授業もスムーズに進むこと請け合いです。

2016年2月6日土曜日

みなさんの「メンター」は誰ですか?

小学校教諭のY・Sです。

みなさんにとっての「メンター」はどのような人ですか?
 「メンター(Mentor)」直訳すると「よき助言者・指導者,恩師」となりますが,転じて「目標とする人物・あの人のようになりたいと思う理想の人物」ということです。
 今の子どもたちは「偉人伝」をあまり読まなくなったという話を聞きましたが,これは尊敬できる大人がいなくなったという残念な傾向でもあります。誰もが憧れる有名人などが犯罪に手を染めてしまう世の中ですから,それもまた仕方のないことですが。
 さて,わたしにとっての「メンター」といえば,「谷口雅春先生」と即答できます。こそれは本当にありがたいことです。
 さらにありがたいことには,私たち日本人には絶対的な「メンター」が存在します。
 畏れ多くも「天皇陛下」のことです。国民の幸せを切に願い,世界の平和を常に祈られている天皇陛下。御年80歳を過ぎられても,戦没者の慰霊,災害被災者のお見舞い,そして分刻みのご公務にと本当に心から感謝しなければならないと思います。
 天皇陛下を英語で「Japanese Emperor」と一般的には訳されますが,正確には,「Priest King」(祭司王)です。例えが適切ではないかも知れませんが,カトリック教におけるローマ法王の地位といえばわかりやすいでしょうか。
 私たちはもっと天皇陛下のことを知り,子どもたちにも天皇陛下のすばらしさ,ありがたさを教えるべきではないかと思います。

2016年1月25日月曜日

全員参加の授業をめざそう!

小学校教諭のY・Sです。

 どの学級にも必ず勉強が苦手な子(できない子という表現を私は使いません)がいるものです。そのような子が45分の授業時間,黙って座っていることの方が不自然です。だから当然,騒いだり周りの子にちょっかいを出したりと,教師にとって邪魔な行動をとります。また,理解のはやい子は,もう今日の授業の答えなど分かっていて,問題を提示すると指名されないのに答えを言ってしまって,教師を困らせることもあります。
 では,どうしたら学級の児童全員が参加し,どの子も満足できる授業ができるのでしょうか。
 まず,授業の導入を工夫します。例えば前の学習内容の復習になるような簡単なクイズを出します。この時に発言させるのは勉強が苦手な子です。または,「実は先生昨日ね…」などと,教師の体験談を授業に結びつけて話し始めます。この教師の体験談(いわゆる脱線)を子どもはとても喜びます。算数のかけ算の授業であれば,「先生昨日スーパーで70円の○○を3こ買ってね,…」などという話から「何十のかけ算」の授業に入っていきます。
 課題を提示したら見通しを持たせます。どんな解決方法が考えられるかを短い時間で共有します。そしてめあてを決めて板書します。この段階でもう集中力のきれた子にはそれを読ませて“褒めます”。集中してないから読ませたのではなく,読んでほしかったことを伝え,「ありがとう。」といって授業に惹きつけるのがひとつのコツです。
 課題解決の場面では,全員が考えているかどうかを確認します。机間指導(巡視)をしながら,まず,できている子を褒めていきます。次は解決につまずいている子に支援します。ここで大切なことは,何気なく支援することです。なんとか分からせようと教師がその子に集中してしまうと,他の子どもたちがざわざわし出します。そして,誰よりも支援されている子がいやな思いをします。何故だか考えてみてください…。私はそっとヒントをノートに書いて次の子の支援に行くことが多いです。
 はやく解決できたり,答えが出せたりした子には,「他の方法を考えてみてね。」とか「すばらしい。じゃあ,この問題はちょっと難しいけどできるかな?」などと,あらかじめ用意していた応用問題を提示したりします。(その問題は全員がその時間内で,できなくてもよい)
 まとめる段階では,すぐに結論を出すのではなく,2人ペアや4人程度の班ごとで話し合わせてから,それぞれ気付いたことを検討します。代表で発表する子は,“この時間にまだ発言していない子”という暗黙のルールをつくっておくと,スムーズに話し合いが進みます。
 最後は,練習問題(習熟問題)を全員で解いて答えを確認します。答えは,はやくできた2~3人→ヒントをもらってできた1~2人→全員といった流れでしっかり頭に入れます。ここでも一人一人を褒めることが大切です。普通はこれで授業を終えるのですが,私は最後に評価をしてもらいます。「◎・○・△」のどれかをノートに書いて,何が分かったのか,どこが難しかったのか,先生の教え方はどうだったかのか,のどれかひとつを簡単に書いてもらいます。
 そして,授業後にそのノートを集めて,できるだけその日のうちに「コメント」を書いて返します。このコメント書きがけっこう大変な作業で,ともするとはんこだけで済ましてしまう先生がいますが,そこをひとがんばりして「今日の発表はよかったよ」とか「最後まで考えたね」,「手を挙げていたのに当てなくてごめんね」など,一言書くことで,自分の授業の振り返りにもなります。何よりも子どもたちは,先生のその「一言」を励みにしてくれます。
 以上,スタンダードな流れですが,全員の子どもが参加でき,充実感・達成感をもてる授業を1日1時間でもいいので実践し,記録し,振り返ることで,自分自身の授業改善はもとより,子どもたちの成長が顕著にみられるようになります。それこそが,「教師の喜び・やり甲斐」につながると考えます。
   THe trick is to keep it fun! (コツはいつも楽しくやることである!)

2016年1月23日土曜日

受験で「落ちない」ために

小学校教諭のY・Sです。

 今は受験シーズンということで,今日は受験に勝つためのあれこれを書きます。
 受験に勝つためには,まず第一に「勉強すること」です。勉強せずに合格することは決してありません。当たり前のことですが,これは真実です。勉強してください!
 とはいえ,受験生をもつ親御さんにとってはそれこそ「我が身を削っても合格させたい」というのが人情でしょう。そこで,一生懸命勉強した受験生が“落ちない”方法をいくつかご紹介します。


○ 神社に祈願したらご先祖様のお墓参りをしましょう。神社では合格祈願,お墓ではただただ感謝を。ご先祖様は,いざという時にヒントを下さいます。 

○ 基礎・基本の確認をしっかりと。ひらがな・かたかなの字形・筆順・仮名遣いの復習をすると,作文や小論文での減点が少なくなります。例えば,「や」と「か」を正しく書けているか。地面の振り仮名は?(じめん),鼻血は(はなぢ),「十分間」の振り仮名は(じっぷんかん),女王様は(じょおうさま),「つまづく」は誤りで正しくは「つまずく」等。

 算数はかけ算九九を完璧に。また,100までの素数を頭の中で見つけ出せるようになると,算数的な力が増大します。

○ 鉛筆の持ち方は正しいですか?特に私立小・中学校の受験では,試験官がチェックする学校もあります。
○ 選択問題は,最初に思い浮かんだのがまず正解。(ただし,しっかり勉強した人) 

○ 思い出せない問題や解き方が思い浮かばない問題に出くわした時に,祈って訊く人や神様を決めておきましょう。

○ 自分のお気に入りの「Good Luck Charm」(お守り)を身に着けていくと緊張が軽くなります。 *この程度の英語は大学入試で出てもおかしくありません。
 

 書こうとすればきりがないですので,最後にひとつとっておきの情報をご紹介します。この神社のご神体は,5年前の「東日本大震災」の激震と大津波でも落ちなっかった巨石です。受験生のみなさんの健闘を祈ります。
 「釣石神社」→ http://guide.travel.co.jp/article/11590/  

2016年1月22日金曜日

授業をよくするちょっとした工夫

小学校教諭のY・Sです。

 今日は授業改善のコツに少しふれたいと思います。教師が評価されるのは,何といっても授業の善し悪しです。普段の授業はもとより,研究授業が上手くできないと同僚の先生方からこてんぱんにやっつけられます。そこで,私が日頃実践していて功を奏したちょっとした工夫をご紹介します。既に実践されている先生方の方が多いと思いますが,先生だけでなく,塾やサークル活動,子育て等にも役に立てていただけたら幸いです。

<永遠の課題…子どもたちを静かにさせる方法>

○ 立派な子を先に褒める。それでも騒がしい時は。「後出しじゃんけん」をする。先生が「じゃんけんぽん」といったらすぐに「ぽん」といって先生に負けるものを出す。先生に負けた子どもから座らせる。または,先生に勝った子どもからでもよい。慣れてきたら,「足して5じゃんけん」をする。後出しと同じように「じゃんけんぽん」といって先生が1~5を片手で示す。子どもたちはそれに足して5になる数を「ぽん」と言いながら出す。例えば,先生がグーを出したら,グーは0だからパーを出した子どもの勝ち。
 *低学年なら3分以内で静かになります。

○ 子どもの話を真剣に聞く。だから,発言をさせながら板書をしない。
*「先生は人の目を見て話を聞け」といつも言うのに,どうしてみんなの話は黒板に向かって聞くのか?という子どもの鋭い疑問に気付かされたことです。では板書はどうするのか?

○ 10cm四方くらいの付箋を用意し,発言する子どもにインタビューするような形でメモをしながら聞く。板書はその子に「こういう意味でいいかな?」と確認をとりながら要約してする。

○ 全員に指示が通るまで絶対に次の指示はしない。

*大人でも同時に2つの作業をするのは難しいですね。ましてや子どもには無理。なのにどうして「大人や先生はたくさんの命令をしてできないとすぐ怒るのか?」という子どもの声から気付かされました。“待つこと”ができると子どもの信頼感が増します。

 今日はこのくらいで。実践された読者の方はぜひコメントください。ちなみに2番目の実践には思い出があります。私がこの方法を取り入れた頃,何人かの子どもが私のメモした付箋をしきりに欲しがりました。乱雑に書いてあるので断ったのですが,わけを聞いて感動しました。「先生が自分の話を真剣に聞いてくれて嬉しかった」「家の人に自分が今日学校で発表した証拠として見せたいから」「自分でそこに丸をつけたいから」等…。私は思わず目を潤ませてしまいました。なぜなら,その子どもたちは,普段あまり発言・発表をしない子どもたちだったからです。 

黒板をどうやって消しますか?

小学校教諭のY・Sです。

明けましておめでとうございます。今年も本ブログをよろしくお願いします。
 今日は少し技術的なことを書いてみたいと思います。教師には,教育に対する強い熱意や信念,高邁な理念が必要です。しかし,それだけではつまずいてしまうこともあります。熱意や信念だけでは授業も生徒指導も空回りしてしまうことがあります。それに伴った「技術」もまた教師の力の一つであると思います。とはいえ,ベテランの先生方に対して教育の技術を説くほど私は優秀でないので,「釈迦に説法」かと思います。「そんなこと当たり前だ。」と思われたら笑って読み流してください。
 <黒板・チョークの使い方>
 これは私が初任の時に指導主事先生から教えてもらった基本中の基本です。
○ 黒板には日付・日直以外の項目は書かずに授業をせよ。
○ 黒板に書きながら子どもの発言を聞くな。(子どもの目を見て発言を聞いてから  板書するということ)
○ 黒板消しはどう使うか?消しゴムとは消し方が違う。上から下へと「桟(さん)」に 粉を落とすように消すこと。
○ チョークは板書以外に使わないこと。黒板に貼ったプリント等にチョークを使うのはタブーである。紙にはマジックかフェルトペンを使うこと。

 
 ひとつでも「なるほど」と思われた方はぜひコメントください。次回は授業改善のコツをちょっとだけ公開します。

2015年5月22日金曜日

信じる心

小学校教諭のY・Sです。



 私たち教職員は「学校」という一つの組織の一員でもあります。そして,多くの小・中学校の教員は地方自治体の「公務員」でもあります。組織の一員であり公務員であることはその中での規則や法令を遵守することはもちろんのこと,職場でのルールや人間関係にも心を配らなければなりません。そこには必然的に自分の考えや信念と整合しないものごともあると思います。
 よく,教育に情熱があり子ども達のことを本当に考える先生ほど悩むことが多いと言われるのはそのためかも知れません。そのために教育現場に失望して去って行ったという先生を私も何人か知っています。
 しかし,どんな法律や組織のルール,さらには不文律からも自由なものがあります。それは「信念」です。どこまでも子ども達を「信じる心」です。
 私もいわゆる「荒れた学級」を担任したことが何度かあります。そのときに,どんな指導方法やお説教よりも効いたのがどこまでも子ども達を「信じる心」でした。それは一言で言うほど簡単なことではありません。一種の「行」でありました。
 例えば,授業が始まっても教室内が騒然としている状況を考えてみましょう。優しく「静かにして席に着きなさい」といってもだめな場合,大きな声で叱責すればその場は何とか教師の威圧感で収まるでしょう。しかし,そのうちにまた一部の子ども達が騒ぎ始めます。また注意しても騒ぎ始め,その内に起ち歩く子も。収拾がつかなくなります。私だったらどうするか。ほんの一例ですが,実践してきたことをご紹介します。
 先ず一言は指示します。「授業を始めるので席に着きなさい。」(着きましょうではなく,始めから着きなさいでよいと思います。教師は指導者なのですから毅然とするべき時は命令口調で)一言で事態が収まらない場合きちんとしている子どもを褒めます。普通はこれで静かになります。しかし,荒れている学級の場合それも通用しないことがあります。そこで私は教卓の前でじっと目を瞑ります。そして,心の中で
「この子ども達の騒いで言うことを聞かない姿は仮の姿である。これは私の心が騒いでいて落ち着かないのである。その心が子ども達に反映して騒がしい姿となって現れているのだ。ああ,この子ども達は騒がしく,言うことを聞かないのであるという間違った私の思いを神様どうか改めさせ給え。本来子どもはみな神の子であって,勉強は楽しいのであるから授業が始まったら落ち着いて先生の話を聞くのだという信念を私に強く持たせてください。」

 このような言葉を念じている内に教室内はいつの間にか静かになってきます。私が目をあけると,そこには先ほどまで騒いでいた子どもの姿はどこにもありません。みんな穏やかな目をしてこちらを見つめています。私はその時,思わず「ごめんね。」と口にしそうな時がありました。つまり,「先生の君たちを見る目が間違っていて君たちを騒がせていた。許してね。」といった気持ちになったのです。
 少々ドラマチックな場面に見えますが私の本当の体験です。もちろん,その場だけの信念ではなく,日々の生活や祈りの中で育まれた信念です。「信じる心」の強さも教師の指導力であると私は信じます。  

2015年4月1日水曜日

みんな神の子すばらしい!!

小学校教諭のY・Sです。



 新しい年度平成27年度がスタートしました。今年度も現場の教師の一人として,感じたことや実践したことなどを書いていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
 さて,先日の土曜日,教区の小学生一泊見真会(生長の家の教えを一泊して学習,実践する小学生向けの集まり)で講話をしてきました。講話のテーマは「みんな神の子すばらしい」です。講話というと講師が一方向的に理論や実践方法をレクチャーするものですが,私は現役の小学校教諭なのでそれは苦手です。教師はできるだけ発言や発問を吟味して,子ども達から考えを引き出したり,大切なことに気付かせたりするのが小学校教育のいわば鉄則です。
 そこで今回は「講話」というより「授業」のようなことをしました。約40分,学活と道徳を合わせたような「授業」でした。その概略をご紹介します。
 
 先ず,導入として「Head,Shoulders,knees,And Toes https://www.youtube.com/watch?v=GkK-_OBe-0A」を行ってアイスブレイキングをしました。子ども達の気持ちがリラックスしたところでプリントを配り課題を提示しました。
 「プリントの左側に“わるいこと・わるいことば”右側に“よいこと・よいことば”を3つくらい 書いてください。」
 1~3年生向けの授業なので天使と悪魔のイラストを入れました。子ども達は悩んでいます。なかなか書けない子どももいます。そこで焦ってはいけません。「大丈夫,待ってるからゆっくり考えてね。」というような声がけをします。すると早速「だいじょうぶ」とよいことばの蘭に書く子がいました。5分ほど経ったらたくさん書いた子に一つ発表してもらいます。「じゃあ,○○君どうぞ。」すると,「よくできたね」「いっしょにあそぼう」「だいじょうぶだよ」などのよい言葉がどんどん出てきます。悪い言葉については大体予想されるものが出てきたのでここでは省略します。だいたいすべての子ども達が発表したら,発表したことを大いに褒めてから次の質問をしました。
 「みんなどうしてよいこと・わるいことが分かるのかな?」
 すると即座に「神の子だから!」という元気な答えが返ってきました。まさに期待していた答えでしたが,ここでその子をすぐに褒めません。他の子ども達に「みんな今の発表どう思う?」と問い返してみました。もちろん他の子ども達も「その通り!」といいました。ここで発表してくれた子を褒めます。「すばらしいね。みんな神の子だからよいことやわるいことがわかるんだね。」そして,「それじゃ,悪いことは神の子さんには必要ないから,捨ててしまおう!」といってプリントの左側半分を定規で切り取りました。(予めプリントの真ん中に点線を引いてあります。定規を使うのは,はさみより素早く切れることと,インパクトが強いためです。)
 「はい。それでは悪いことや言葉の書いた紙にさよならをして捨てましょう。」
 子ども達はそれぞれに紙をぐしゃぐしゃにしたり折りたたんだりしてごみ箱に捨てていました。よい言葉やよいことを書いたプリントは回収し,花丸とコメントを書いて後で返却しました。

 
 きっと参加した子ども達の心の中で「神の子の自覚」が高まっていると信じています。今回の「講話」(授業)は,生長の家で行う「浄心行」の子ども向けですが,学校の授業でも応用できると思いますのでぜひ実践してみてください。

2015年1月10日土曜日

空気に感謝出来る実験

小学校教諭のY・Sです。

 謹んで新年のお慶びを申し上げます。本年もブログをよろしくお願いいたします。
 新学期が始まりました。1年のまとめの時期、子ども達の成長は,私たち教師の励みです。この1年間で伸びたところをおおいに褒めて,次の学年・学校に送り出したいものです。
 さて,今年最初の記事は,「空気に感謝出来る実験」です。この実験は3年生の算数「重さ」と理科の「光を集めよう」という単元のコラボです。まず子ども達に重さの単位「g(グラム)」の概念を教え,身の回りのいろいろな物の重さを量りました。ちょうど理科で太陽の動きと気温の関係を学習したばかりなので,自然界の不思議さに子ども達が興味を持っているこの時期を逃さずにと思って次のような実験を行いました。
 準備する物:0.1gまで量れるデジタル秤・ゴム風船(3L程度の容量)・セロハンテープ
 まず,量りに裏返して丸めたセロテープをそっと貼ります。次に膨らませる前のゴム風船を乗せてその重さを確認し記録します。
 セロテープと膨らませるまえのゴム風船を合わせた重さは,2.6gでした。次に風船をぱんぱんに膨らませて口を縛ります。(この段階で子ども達はもう興味津々です)そして,その風船をそっと秤の上に乗せます。そこで初めてセロテープの役割に子ども達は気付きます。そうです,「風船が飛んでしまわないためにセロテープを置いたんだ。」ということに。始めからすべて説明してしまうのでは子どもの思考力が育ちません。さて,秤はどんな数値を示しているでしょうか?(ここでも結果はすぐに見せずに予想させます)「2.6gよりも軽い」と考えた子ども達がこの段階では多かったようです。理由は空気は軽いから。風船といえばふわふわというイメージがまだこの時期の子ども達にはあるからでしょう。そこでいろいろと意見を出してもらった後で,結果を確認します。
 風船を膨らませて秤に乗せた重さは「3.2g」でした。なんと「0.6g」も増えたのです。これには子ども達も驚きです。さて,何が「0.6g」分の重さなのでしょう?子ども達は口々に「空気だ!」と言います。そうです。空気に重さがあるということを初めて認識した子ども達の感動を想像してみてください。普段,何気なく吸っている空気も,重さがあり,それをちゃんと量ることができる。空気がなくなったらほとんどすべての生きものは,生きてはいけないのに空気に感謝している人がどれだけいるのだろうか。そういうことを話し合ったり,感想を出し合ったりしながら授業を終えました。きっと子ども達は,それぞれに空気や自然の神秘と有り難さを感じたに違いありません。
 ところが,授業が終わってしばらくすると,実に不思議な現象が秤に表示されたのです!この続きは次回の記事で・・・。
 

 と思いましたがここで書いておきます。風船の重さが「0.2g」増えたのです。つまり実験直後「3.2g」だった風船が「3.4g」になっていたのです。しかしそれについては詳しく触れませんでした。原因は始め暖かかった空気(呼気)が冷えて重くなったためです。
 こんな簡単な実験から,普段何気なく見たり触れたりしている自然の不思議さが実感できるのですね。どうぞ,読者の皆さんも実験してみてください。

2014年12月27日土曜日

今週の「おみやげ」は?

小学校教諭のY・Sです。

今年も御用納めとなり,今日からは9連休という方もいると思います。今年1年,子ども達のための精進・奮闘・活躍された教育関係者のみなさん,お疲れ様でした。
 今年最後の記事は「おみやげ」についてです。私は毎週金曜日には,学級の子ども達に「今週のおみやげは何かな?」と帰りの会で問いかけます。その「おみやげ」は物ではなく,その週に学習したり,新しい知識を得たりしたことを家の人に話すおみやげです。
 例えば,これまでに「好評」だったおみやげをいくつかご紹介します。
○  10分,20分・・・の正しい読み方は「じっぷん」,「にじっぷん」であ  る。
○ スリッパを踏みつぶして履けなくなり,いらいらしたことは誰にでもあること。
○ 「女王様」の正しいふりがなは「じょうおうさま」ではなく「じょおうさま」であること。
○ 「躓く」=「つまづく」は間違いで,「つまずく」であること。
○ 信号の赤・青・黄色の並び順は?(真ん中は黄色と判っているけど,赤と青がそのどちら側か?)○ 探し物をしていて見つからないときは,一旦止めた方が却ってみつかること。
○ 季節や行事に合ったことわざや簡単な英語表現など。
 つまり,その週で学習したことで,「なるほど!」とか「そうだったのか!?」と思ったことや,家の人に自慢できるような豆知識をもって帰り,話題にすることが「おみやげ」です。子ども達は常に好奇心と学ぶ意欲をもって活動しています。その中で得たことや気付いたことを誰かに伝え,表現することによって知的好奇心が益々高まるのです。同時に家族の会話が弾んで一家団欒に貢献することも期待しています。
 さて,今学期最後の「おみやげ」は,ことわざ「笑う門には福来たる」と「Keep on smilig !」という挨拶でした。英語の訳は敢えてしないでも,子ども達はしっかりにこっと笑って真似をします。
 

 では,今年も私のささやかな実践と拙文を読んでくださったみなさまに感謝致します。どうぞ,よいお年をお迎えください。
   Keep readnig and, Keep on smiling !!

2014年12月3日水曜日

自然を愛し,その偉大さを実感させる授業

小学校教諭のY・Sです。

今週は,「わたしたちの道徳」という副読本(文部科学省 刊)をつかった道徳の授業をしました。題材は「自然や動植物を大切に」です。その概略をご紹介します。対象は小学校3年生です。
 導入で「次の中に花が咲かないものはありますか?」という問いかけをし,
①さくら ②いね(米) ③杉
 と板書しました。〔*この質問に関しては,2013年7月22日のブログにも書きました〕はじめはこちらのねらい通り,③の杉と答える児童がいました。②のいねについては,稲作地域という特性から,「稲の花は見たことがある」という意見にみな同感しました。
 では,「③の杉は本当に花が咲かないのかな?」と補助発問すると,「見たことがないから咲かないと思う」という児童の意見に引きずられる児童が出てきたので,ここでヒントをあげました。「花粉症で一番多いのは,何の花粉症でしょうか?」すると児童から「杉の花粉症か!花粉が出るということは花が咲くからだ!」「でも杉の花は見たことがないよ」「稲よりももっと小さい花なのかも知れないよ」といった意見が出てきました。  
 そこで,「そうだね。見たことがないからないとは言えないね。実は杉にも花が咲くんだ。今の季節は茶色いつぼみが出ているから,気をつけて見てごらん。では,わたしたちの道徳の102ページから読んでみよう」といって,
 ○ 折れた菊を大切に世話した結果,見事に花を咲かせた話
 ○「ど根性大根」の写真
 ○ 渡り鳥がなぜ「V字」になって飛ぶのかという話
 ○ 岩手県盛岡市の石割り桜の生命力について
を紹介した写真と文をそれぞれ読んで話し合いました。子ども達は,アスファルトから芽を出す草花の不思議な力や,この季節によく見られる雁も「V字飛行」をして,天敵から身を守る工夫をしていることなど,それぞれ知っている自然の偉大さを紹介してくれました。そして次のようなまとめをして授業を終えました。
 「みんなよくたくさんの自然のすばらしさに気付きましたね。自然の素晴らしさに気付くということはみんなも自然の一部だからなんだと思う。」そして板書に,
「花が咲かない植物はない。」植物の横に「人間」と朱書きし,「花の咲かない人間もいない。」「人間の花って,何だろう?考えてみてください。」といって授業を終えました。
 後日,子ども達から自然・人間についての偉大な発見が続々報告されることでしょう。その時はまたブログにアップします。  
   ー 参考文献:「わたしたちの道徳 小学校三・四年」p102~p105 ー