2022年8月19日金曜日

無料塾「夢と希望」(ただゼミ)開講宣言    - 生活困窮家庭の生徒・児童への学習・生き方支援 -

 

元高校教諭のK.Oです。 

ある新聞に「わが家にはお金がないから、学習塾へ行けない」という内容の投稿がありました。生活困窮家庭の生徒・児童が、学習塾へ行きたくても行けない可哀想な現実があるのです。

私も学習塾の講師をしながら感じたこと子供が塾に通えるのは、親がある程度裕福な家庭でないとできないということ。また、最近の大手の学習塾は営利を第一にする傾向が強いと、疑問を感じています。子供たちが将来に「夢と希望」をいだき、親の収入によって教育機会を失わないことが大切と思います。 

無料塾開講を決意!「長坂子ども食堂」に学ぶ 

経済的な理由等で、学習塾に通うのが困難な生徒・児童を対象に、学習・生き方支援を行うことを決意しました。(2021.10.6

白鳩会総裁・谷口純子先生は、「長坂子ども食堂」と題するご文章で、次のようにお示しくださっています。 

 20151月から、生長の家の職員寮がある長坂寮の集会所で、毎月第3日曜日に「長坂子ども食堂」を開いています。

 現在の子供を取り巻く環境は、必ずしも良好なものではありません。特に日本における子供の貧困の問題は深刻です。日本の子供の7人に1人、率にすると13.5%が貧困状態です。 一人親家庭に限ると、その率は48.1%にもなります。

 このような状況の中、子供たちの食のセーフティーネットの一助になればとの思いから、この食堂は開かれました。(谷口純子先生著『森の日ぐらし』143頁より) 

「長坂子ども食堂」の開設の目的に学び、無料塾開講を思い立ち決意しました。70歳の一念発起、これで教員生活の仕上げになると。この時は決意だけで、現象的には何も無いところからのスタートでした。 

願いは叶う    協力者・支援者が集まる!

開講できるかどうか?数年前から祈りました。時間が取れるかどうか?光明化運動に影響しないかどうか?塾講師としての収入はなくなり支出が増える?等々について、妻とも相談し、神様に全託して祈ったのです。あるとき、「無料塾を開講せよ!」と声なき声がありました。

願いは叶う!協力者、また支援者が集まってきました。正しく愛を与える願いは叶うのです。開始日は、202241日と決めました。毎週土曜日の夕方に開講。今、準備を進めています。無料の公共の会場を探して、市教育委員会や社会福祉協議会を訪問し、断られたり、また辞退したりであちらこちらを回り、最後に素晴らしい会場が与えられました。

地域の公共施設です。(当時、事情により一時お寺で、現在は別な公共施設)所長さんが無料塾の趣旨にとても賛同され、同施設内の立派な食堂を貸してくださることに。新型コロナウイルス感染拡大防止対策を考慮して約20人は入れるところで、机・椅子・冷暖房・Wifi・自動湯茶付きです。挨拶して帰るとき、「よろしくお願いします」というと、所長さんが「共にやりましょう」と言ってくれました。熱いものを感じ、とても感動し励まされました。 

生徒・児童へ支援拡大から人材育成へ!

生長の家の教育(生長の家の教育法と環境教育)により、将来を担う人材を育成したいと考えています。学習の理解だけでなく、子供と親が真理を知り実践し、繁栄の生活を切り拓いていき、貧困の連鎖を克服していけることを願っています。

子供たちに真理と、自然と共に生きるライフスタイルを伝える新たな機会を開拓します。学校、生命学園、青少年練成会等をはじめ、さら新しいチャンスを拡大していきましょう。 

K.O