2015年4月23日木曜日

“肉食を減らすこと”を生徒に伝えて!― 子供たちの良心に呼びかける ―


短大非常勤講師のK.Oです。

 昨年、ノーベル平和賞を受賞した、マララ・ユスフザイさん(パキスタン、17歳)が国連本部で演説した際の言葉が、私たちの生教会活動に勇気を与えてくれます。

One child, one teacher, one book and one pen can change the world. Education is the only solution. Education first. Thank you.(1人の子供、1人の教師、1冊の本、1本のペンが世界を変えるのです。教育だけがたった一つの解決策です。教育が第一です。ありがとうございました。)という内容です。

新たな年の、新たな運動に、新たな決意で取組んでいきたいと考えます。

生長の家総裁・谷口雅宣先生のご講話(ブログ)に感動して
 前年、ブラジルにおける「世界平和のための生長の家国際教修会」での、総裁・谷口雅宣先生のご講話(ブログ「唐松模様」)の「なぜ肉食から遠ざかるべきか?」に大変感動しました。とくに次ぎのご文章に心を打たれました。

  (前略)つまり、このデータが示しているのは、私たちが肉食を減らす努力をしてきたにもかかわらず、世界の食肉生産量に、しがって消費量にも、何の影響も及ぼしていないということです。(中略)私たちは、その説明を真剣にやってきたでしょうか?もしやってきたならば、その危険性を少しでも緩和するために、自分自身の食生活を変えてきたでしょうか?肉食を減らし、野菜や果物へ切り替える食生活の転換を実際に行ってきたでしょうか?(同ブログ、201482日)

私はご文章を拝読し、大変申し訳ないという気持ちで一杯になり、総裁先生のご心痛を思いました。なんとしても肉食を削減しようとされる先生の強い思いに、貧しい国の人々の飢餓救済に愛を注がれる人類愛に、すべての生物・鉱物を慈しまれる生き方に心から感動するものです。

この感動と肉食の問題点を、生徒に是非伝えなければならないと思い立ちました。

生徒に肉食の問題点、課題を話す。その反応は?
  生徒を取り巻く食事環境を見てみると、肉類の多いのに驚きます。生徒の親が作ってくれる弁当や、学校食堂のメニューにも肉を使ったものが目立ちます。

このようななかで、3年生34人に教室(授業)で、肉食の抱える問題点について話をしました。プリントをつくり、「世界の食肉生産量」、動物の「飼料効率」の図を説明しました。動物愛護の問題から、飢餓救済、地球環境保全について、生徒に問題意識を持ってもらいたいと思い、とくに子供たちの良心に呼びかけるような気持ちで話したのです。ただし、今すぐ実行できなくても時間をかけて、少しずつ変えていくことを説明しました。

生徒の反応がありました。はじめはビックリした様子でしたが、静かに聞いてくれました。少し表情が厳しくなったので、明るい面の動物愛護運動や菜食主義運動が伸びていることを加えたのです。放課後、良い反応を聞きました。共感してくれる生徒もいて(話した内容の一部か全部かは分からないが、雰囲気的には全部に近い)、私も嬉しくなりとても感動しました。「肉食はよくないことを、生徒は魂的に解っている!」という感じがしたのです。私の直観です。

“肉食を減らすこと”の重要な意義について、生徒の心に種をまいておくことができたと思います。

  肉食削減から動物愛護、飢餓救済、地球環境保全・・・の取り組みは、これから大きく伸びるという、明るい希望が与えられました。

  とても嬉しく、感動した一日でした。
                                                                                            K.O

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