2015年6月7日日曜日

“肉食を減らすこと”を生徒に伝えて2


短大非常勤講師のK.Oです。 

環境教育として、昨年10月、3年生34人に授業で、肉食の抱える問題点について話をしました。

その後、12月の定期考査にも出題しました。

事前に指導しておいたので、みんな良くできました。環境に関する問題は、毎回出しますが、人気のある問題です。点数が取れるからです。 

冬休みが明けて、授業で生長の家の真理・環境について、さらに話をしました。その他、年度の課題研究という授業で、蓄電池の研究を含め、ソーラー充電器とソーラーカー、電気四輪カートを製作しました。 

3月1日、その生徒たちも卒業していきました。

彼らはもう学校に来ないので、3月4日、5日、5人の生徒に、私が“肉食を減らすこと”を話したことについて、電話で感想を聞いてみました。電話をかけるのには勇気が必要でした。もし期待と異なる感想であったらどうしようと・・・・。 

「正直な感想を聞かしてほしい・・・・」とお願いして、受話器の向こうに集中しました。 

生徒は、それぞれ感想を述べてくれたのです。ホッとする内容でした。 

S君・・・・「先生が言う肉食の問題点は、知識としては理解できるが、生態系に影響を与えるほどの取りすぎはよくないが、ある程度は食べてもよいと思う」 

K君・・・・「意味はわかる。しかし、肉を食べないというのは難しい。肉の量を少し減らして、野菜や魚を増やしていく努力はしていきたい」
この生徒に2月ごろ、パソコン作業を手伝ってくれたときにパンをご馳走してあげたことがあり
ます。そのとき、彼は肉のサンドでなくエビのサンドを選んだのです。K君に聞いたら、意識してそうしたとのこと。 

O君・・・・「これからは、肉を減らして野菜や魚を多くしていくことは、必要なことと思う。すぐ肉をやめることはできないが、自分でも生活の中で、少しずつ努力していきたい」 

T君・・・・「先生が言う内容はわかる。でも野菜は苦手です。毎日肉を食べていた。地球のこと、貧しい国の人々のこと、自分の健康を考えると、少しずつ肉を減らして野菜・魚にしようと考えている」 

O君・・・・「理解はできる。肉だけだと体によくないし、問題点もある。鯖の味噌煮が大好物です。肉だけでなく、魚・野菜を混ぜてやっていきたい」 

卒業式を終えてからの生徒の言葉なので、評価も気にしないで、正直に思うままに述べてくれたと思います。 

かつて、廊下で友達と話していたK君の会話を思い出します。
「おれは、肉がなければ生きていけないよ・・・・」
友達同士の会話なので、少し誇張もあると思いますが・・・・。 

今回、生徒への指導を通して思ったことは、真理は必ず通じるということ、またていねいに話せば解ってもらえるということです。生徒は自分の食生活を少しずつ変えていこうと、意識が変わったことを大変嬉しく思います。

このような前向きな生徒の答えが返ってきたのは、自画自讃になりますが、生長の家の教育・日時計主義の教育実践をさせていただいたからであると思います。つまり、教える方と教わる方との「結び合う」生き方を実践させていただいたお陰であると考えます。生長の家のみ教えに、改めて感謝申し上げます。

肉食削減から動物愛護、飢餓救済、地球環境保全・・・の取り組みは、これから大きく伸びるという、明るい希望が与えられました。

とても嬉しく、感動した生徒の言葉でした。

          K.O

2 件のコメント :

  1. 教え子の方のかざらないコメントを読まさせていただき、感心しました。若い世代も肉食を控えた方が良いという意識があるのですね。若い人たちにも野菜中心の食事が、結局、健康にも良いし、地球環境保全にも役だっていることを伝えていきたいですね。

    返信削除
    返信
    1. コメントありがとうございます。真理は必ず通じるのですね。ていねいに話せば、解ってもらえることを思いました。

      削除