「幸せを運ぶ教育フォーラム」が、11月13日に福島県郡山市で開催され、出講してきました。テーマは、「子供の無限力を引き出すには」についてです。講話のおわりに、東日本大震災より5年経過して、これまでの生教会福島教区の環境教育の取り組みに感謝を述べました。そして、より一層の「脱原発の教育実践と発信」を共に進めることを、皆さんと決意しました。このことが世界に向けて、生教会福島教区の使命であると思います。
ところで、原発事故で今も困難な状況が続いています。福島県では、8万人以上の人々が故郷に帰れないでいるのです。その中で、横浜市に自主避難していた中学生が、小学生の頃から校内でいじめを受けていました。何年もいじめを受け続け、約150万円ものお金を取られていたのに、教育委員会や学校は適切に対応してくれませんでした。そのような絶望のなかでしたが、生徒は死を選ばず、「しんさいでいっぱい死んだからつらいけどぼくはいきるときめた」と決意したのです。悲しみの中にも、勇気ある姿に涙を誘われました。
このような中で、安倍首相はインドと原子力協定を締結し、経済優先の原発輸出を進めています。
私たち生教会は、脱原発の教育をさらに強力に、児童・生徒・学生に、そして現職教員はじめ教育関係者に伝えていきましょう。原発の問題点、つまり「なぜいけないのか」の指導を、学校現場で、幸せを運ぶ教育フォーラムで、生命学園で。
原発反対の願いを込めて、「倫理的な生活者」として、「省資源、低炭素の生活法」を自ら実践し、社会に伝えていきましょう。
“自然と共に生きる”喜びを感じながら。
K.O
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