2013年7月21日日曜日

成績が伸び悩む生徒達に ----- 自分をほめよう!


学習塾教師のA.Mです。 初めての投稿です!

努力して頑張っているようなのに、成績が伸びない子。
最近、増えているように思います。

一昨年、中学2年生の多くがそうだったので、もしやと思うことがあり、尋ねてみました。
「もしかして、自分のこと、好きじゃない人?」
すると、ずらっと手を挙げたのです。

自分のことを好きじゃない、自信がない、価値がないと思っている。
その状態では、成績は伸びないことが多いものです。

そこで、学習前に、自分をほめるノートを書くようにしました。
題して
『私は素晴らしい存在だから、自己讃嘆で未来を拓く
      希望実現のためのノート』
 
この学年だけでなく、中学生全員で取り組みました。
コツコツ書き続けました。
すると、昨年の夏過ぎから、中3になったその子達はみな成績がぐんぐん伸び始め、
この前の3月、全員が希望高校に合格しました!
合格判定テストなどで、その高校にはC判定がついていた生徒達でしたが、
秋ごろにはA判定になり、気持ちよく、入試に向けての学習ができました!

自分の善さを自分で認め、ほめること。
子供も大人も、何かを頑張る時には(というより、生きていく間ずっと!)
大切なことですよね!

次回は、このノートの書き方を紹介したいと思います。
そして、生徒たちの素晴らしい言葉の数々も、ぜひ読んでいただきたいと思います!

 
                            A.M    

2013年7月14日日曜日

いじめなんかしてる場合ではない・・・。

この動画は「東日本大震災」の10日後,避難所となっている体育館で行われた宮城県気仙沼市の中学校の卒業式の答辞の場面です。避難生活をしている人たちが卒業生のために式ができるよう,スペースを空けてくれています。この中学生(当時)の言葉は多くの人に感動と勇気を与えました。この学校の卒業生はいじめとは永遠に無縁でしょう。今,彼は専門学校で防災技術開発の勉強をしているとのことです。
http://www.youtube.com/watch?v=l19NX4jTyV8
 
ちなみにこの動画は,TV画面をデジカメで撮ったものです。

いじめ問題は解決する― 日時計主義の教育を ―


 高校教諭のK.Oです。                                
 かつて、いじめの問題を指導しました。1人の女子生徒がターゲットにされ、3~4人の男子生徒からいじめられた事件でした。携帯電話に悪口のメールが送られる。それも複数から集中的に繰り返して。教科書等も隠されたり、いたずらされることが頻繁に起こったのです。それが発覚し、加害者の男子生徒は無期停学処分となりました。

  私は指導担当として、長期間彼らを指導することになったのです。授業には出席できないので、主に清掃等の奉仕作業・読書・反省文・面談を行いました。面談では生徒の話を聞きながら、人間は神の子でみんな素晴らしい生命であること、また愛と感謝についてや思いやりのある生き方等を話しました。とくにノートを1冊用意させ、自分と周囲の人達の良いところをさがして、書くことを指導したのです。自分の良いところを5つ、友達の良いところを5つ毎日毎日書かせました。

  はじめはなかなか書けませんでしたが、だんだん書けるようになっていきました。つまり光明面を見て、日記を毎日書いたわけです。今思えば、この日時計主義の日記を中心とした、日時計主義の教育が彼らが立ち直る一番の力になったと思います。その後、彼らは処分解除となり、教室に戻ることができました。女子生徒も男子生徒たちも無事卒業していきました。

生長の家総裁、谷口雅宣先生は次のようにご教示くださっています。

  この日時計主義の生き方をしていれば、「物がほしい」とか「遠くへ行きたい」とか「まだ足りない」とか「不安である」などという一種の精神的飢餓感から解放されます。今の日本には物があふれているのに、そういう“心の貧困”があります。物が多いことで、かえって精神が飢えている――そういう物質主義的な生き方から抜け出す道が生まれてくるのです。価値観の転換が行われて、外から何かを付け加えることで幸福を感じるのではなく、内部の神性を開発することに喜びを見出す。他から奪うことではなく、他に与えることで充足する――そういう新しい人間の生き方が広がっていく。
        『次世代への決断―宗教者が“脱原発”を決めた理由』178179

 生徒たちは物をあふれほど与えられているが、心が貧困で満たされていなかったのでしょう。いじめ問題は必ず解決します。本来、実在世界にはないからです。生徒の欠点、悪いところを指摘しても解決しません。いじめをさがしだすだけでは、なくならないのです。すべての生命、植物も動物も鉱物もその生命を愛し大切にするこころは、自分や友達の良いところを見て思いやる生き方に生長します。

 良いところ、明るい面を見る日時計主義の教育を実践しましょう。
 自然界に、教え子に、先生方に神の愛を与えましょう。          
                                                                K.O
輝く喜びの時刻のみを記憶し、語り、思い出す生き方

2013年7月5日金曜日

やる気を起こさせるとっておきの質問

 
 
 最近の子供(特に中高生)の中に「無気力」「やる気がない」子が目立つと時々耳にします。そうでなくても「覇気が無い」子供が多くなったとベテランの教職員も嘆いていることがあります。それは大人の社会に原因があるのではないでしょうか。大人たちの将来への不安感,「どうせ世の中よくならない」「誰が政治をやっても同じさ」等々のあきらめ感が蔓延し,目先の欲や快楽に走る雰囲気に社会が向かっては子供たちに夢や希望,やる気を起こさせることなど到底できません。ましてや,指導者たる教職員がやる気無しでは話になりません。「とはいっても,理想と現実はかけ離れているし,毎日仕事に追われて,おまけに給料はカットされ,ときたら無気力になるのも無理はないでしょう。」と反問されますか?「じゃあ辞めたら?」「でも,他に仕事がないし生活もかかっているし・・・。」私に言わせれば,生活のために嫌々教員をしているならすぐに辞めるべきですが。
前置きが長くなりました。私はもちろん毎日が楽しく,やる気満々です。では,どうしたら子供たちにやる気を起こさせることができるのか?それは私の若い頃の失敗から生まれた質問法です。
 あるとき,宿題もやってこない,授業中も手を全く挙げない,質問にもいい加減な反応をする男児に対して,私は「お前,何しにここ(学校)にきてるんだ!」と一喝しました。今時こんな檄を飛ばしたら即「教育委員会に通報」ものです。でも,その子は何故か次の日から生まれ変わったようにやる気を出したのです。不思議に思って私は昨日の言葉は言い過ぎたことを謝りながら訳を聞いてみました。そしたら,「先生,昨日の先生の質問よく考えてみたんだ。」「え?」「僕何のために生まれてきたのかって。」「おいおい,先生は何のために学校に来てるんだと言ったんだが?」「僕は何しに生まれてきたのかって聞こえたから考えた。」「そうか。それで?」「僕は,・・・お母さんを喜ばせたい。」「偉い!君はすばらしい!」
 もし,やる気のないことが子供がいたら,やさしい語調で「あなたは何のために生まれてきたのか考えてみよう。」と問いかけてみてください。必ずやる気を徐々にまたはいきなり出すこと請け合いです。
 それよりも「あなたは何のために先生になったのですか!?」と聞く方が先でしょうか?
  

2013年6月30日日曜日

荒れた学級の雰囲気を良くする方法

「学級崩壊」なんて言葉が聞かれますが,私には縁の無い言葉です。ちょっとした見方(発想の転換)で子供たちはすぐ良くなります。こんな言葉かけはいけませんね。

○質問風の責め
「何回言われたら分かるの?!」
「どうしてそういうことをするの?」
子供:「こたえられんわい。」
○漠然とした指示
「こら,ちゃんとしろ!」
子供:「何をどのように?」
○過去のことを持ち出す
「この前だって,お前・・・!」
子供:「しつこいんだよ。」
○脅す
「休み時間がなくなるぞ!」
子供:「校長先生に言うぞ!」
○禁止
「はさみを持って走るな!」
子供:「びっくりして転んだらどうするの?」
○複数で長時間のお説教
「~して,次は~するんだよ。それから次には~に気をつけて。
 最後にちゃんと~をしてから席に着け!」
子供:「何を第一に聞けばいいの?」

つい言ってしまいがちな声かけですが,注意したいものですね。
こんな時は一言で済みます。
「○○君に注目!立派だと思わない?!」

まず,親や教師が見方を変えてみることです。例えば,
・落ち着きが無い→・活動的・活発
・注意が映りやすい→・好奇心が旺盛
・興味の幅が狭い→・探究心
・物をよくなくす→・物やお金に執着しない
・しつこい→・ねばり強い
・幼稚→・子供らしい
・単純→・裏表がない
要は目に見える今の状態にひっかからないことです。

2013年6月28日金曜日

学校がよくなる,子供たちがよくなるちょっとした行動とは

 皆様,初めまして。ブログ執筆者の1人Y.Sです。小学校の教員歴二十数年になります。今でも初心を忘れず,毎日楽しい学校生活を送っています。

 今,教育界にはさまざまな問題が山積しています。子供たちの学力問題,いじめ,モンスターペアレンツ,教職員間の確執等々。それでも,将来を担う子供たちの成長を手助けする仕事のすばらしさは変わりません。責任の重い仕事ですが,それだけにやり甲斐のある仕事だと思い,誇りをもって子供たちに接しています。

 それでも,授業以外の仕事や子供の問題行動などに翻弄されて,仕事が辛いと思う先生方も少なくないのではないでしょうか。そこでひとつ,ぜひ実行してみてほしいことがあります。それは,学校の「産土神社」(学区内の氏神様)にご挨拶をすることです。私は教職に就いてから転任する度に,必ず学校近くの神社に参拝して,子供たちの健やかな成長と安全を祈願し,同時に「我が仕事を見守り,導いてください。」と祈っています。また,毎月1日にはできるだけ参拝して,日々の御守りに感謝をしています。

 教育界では,宗教的な行為はタブーとされていますが,こうした個人的な祈りは問題ないと思います。そもそも「産土神社」は,その土地の人々が代々祈りを捧げ守ってきた鎮守の森であり,心の拠り所でもあります。喩えれば市長さんや町長のいる役場のような所です。事実,私が赴任してきた学校は不思議に問題が無くなり,子供たちのけがや事故も少なくなり,不思議に「守られている」という雰囲気に包まれます。特に一昨年の「東日本大震災」では,私の街の子供たち(小中学校児童,高校生,幼稚園児)には,けが人1人出ませんでした。また,沿岸部では高台にある神社に避難して無事だったという証言が多くあり,新聞にも紹介されました。(例えば宮城県石巻市の「日和山」は「鹿嶋神社」の境内地です。)

 もし,「最近がなんとなく楽しくない」「子供や親の問題が多すぎる」「問題行動やけがが頻発している」などのお悩みのある先生は,ぜひ学校の近くの産土神社に参拝することをお勧めします。きっとよい方に導いてくれます。
 今後は私の拙い教育実践や子供たちとの思い出,問題を解決した具体的な事例などをご紹介していきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

2013年6月1日土曜日

このブログについて

このブログは、保育・幼稚園、小学、中学、高校、大学、学習塾で、
子どもの可能性を認め、引き出す教育を実践している方々の教育関係者によるブログです。

それぞれの成功や失敗の事例を交えながら、教育課題の解決方法を分かりやすくつづっていきます。
今後ともよろしくお願いいたします。