2015年7月14日火曜日

“喜びの教員生活”を提案


短大非常勤講師のK.Oです。 

 この春、桜の小さなつぼみが可憐な花を咲かせるように、若々しい新米の青年教師が誕生しました。生命学園出身の、Iさん(青年会員)です。生命学園に父母と通いはじめてから早10年。本人はもちろん、両親も、生命学園の関係者も喜びと希望に胸を膨らませています。勤務先は市内のM保育園というところです。 

 I先生は、「子供たちのもっている良い面を愛情で引き出していきたい」と、抱負を語っています。
保育士としての新たなスタートに、祝福の祈りを贈ります。神様の祝福がありますように・・・。 

小学校教員を訪ねて - 学校の現状
 1月初旬、小学校教員をしているO先生を訪ねる機会がありました。学校の現状、先生方の様子を聞いたところ、困難な問題が多くあることが分かりました。とくに小学校の場合、1〜2年生で発達障害の児童が近年増加。一クラスに2〜3人いて、授業中に歩き回る、大声をあげる等、指導に手を焼いているということです。クラス担任は、大変な努力をしているそうです。また、児童減少により教職員も削減になり、一人の教職員の担当する仕事が増え、忙しさが増しています。精神的ストレスが多く、とくに若い先生の苦労は大きいのです。 

O先生は、特別支援学級の担任をしていて、知的障害の児童を受け持っています。この児童に学習内容を理解させるのに、苦労が多いといいます。一般的に、保護者は特別支援学級に入れることを嫌う傾向にあり、保護者への対応に年々困難を感じているそうです。O先生は、様々な学校の抱える問題、同僚の悩み、また自分の悩み等をとうとうと、予定の時間をオーバーして話し続けるのでした。 

「日時計主義」の教育実践を
私が自分の体験を話し始めたら、どのように解決したのですかと、熱心に聴いてきて関心を示してくれました。かつて同僚から無視され、いじめを受けたときに、谷口清超先生のご文章から、全ての人の幸福を祈ることを教えられたのです。朝の神想観で祈り、学校のはじまりの前に祈り、そして聖経読誦等を心を込めて実践しました。また退校前に、今日一日の中で特に良かった事、明るい面に感謝する祈りをしました。そして帰宅後、『日時計日記』をつけるのです。「日時計主義」の生き方を続けたときに、気がついたら職員室内が融和し、解決できました。そこで、O先生に『日時計日記』をプレゼントして、是非書いてみてくださいとお勧めしました。 

生長の家総裁・谷口雅宣先生は、「日時計主義」について次のようにご教示くださっています。

生長の家は「世の中の明るい面」「楽しい面」「素晴らしい面」に注目して、それを「コトバの力」によって褒めたたえ、引き出すことによって、すでにある「神の世界」をこの地上に現すための運動であります。(中略)私たちは今日まで「日時計主義」の生活を大いに進めてきました。また、これからもさらに進めていきたいと思うのです。なぜなら、この「日時計主義」こそ、実相独在の信仰と唯心所現の真理を体現した生活の実践だからです。 (谷口雅宣先生著『日時計主義とは何か?』132133頁) 

私達は、今こそ現職の先生方に、どんな問題や困難があっても、今与えられている日常の生活の中に、“喜びの教員生活”を営むことができるということを、自信を持って伝えていきましょう。白鳩会・相愛会の子弟の教員の方に、近所の教員の方に、友人知人の教員の方に、そして勤務校の教員の方に。 

 この訪問で私は、O先生と心が一つになれたような気がしました。愛行実践の喜びがあったのです。「結び合う」生き方の実践であると思います。

                                                 K.O

2 件のコメント :

  1. 素晴らしいですね。勇気を持って現職の方に伝えていきたいです。

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    1. コメントありがとうございます。現職の先生方は求めています。「日時計主義の生き方」が福音になると思います。

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