今日は子どもに対する「観方(この子はこうだという主観的捉え方),言い方(声がけ)」」について考えてみます。ちょっと換えてみるだけで,子どもも教師も気持ちが明るくなり,学校が楽しくなります。以下は私が「学級懇談会」で保護者に配布した資料をまとめたものです。保護者のみなさんには,大受けでしたが,真摯に受け止めてもらえました。
チクッと言葉とふわっっと言葉
・なにやってんだ!→・大丈夫だよ
・お前のせいだ!→・気にしないでね
・あ~あせっかく楽しみにしてたのに→・次があるよ
・あ,こぼした!→・一緒に片付けよう
・まぬけ!→・大失敗しないでよかったね
・うるさい!→教えてくれてありがとう
観方を変える・落ち着きが無い→・活動的・活発
・注意が映りやすい→・好奇心が旺盛
・興味の幅が狭い→・探究心がある
・物をよくなくす→・物やお金に執着しない
・しつこい→・ねばり強い
・幼稚→・子供らしい
・単純→・裏表がない
「気をつけたい声かけ」
! 質問風の責め
「何回言われたら分かるの?!」「どうしてそういうことをするの?」
子供:「こたえられんわい。」
! 漠然とした指示
「こら,ちゃんとしろ!」
子供:「何をどのように?」
! 過去のことを持ち出す
「この前だって,お前・・・!」
子供:「しつこいんだよ。」
! 脅す
「休み時間がなくなるぞ!」
子供:「校長先生に言うぞ!」※休み時間は子供にも保障されています。
! 禁止
「はさみを持って走るな!」
子供:「びっくりして転んだらどうするの?」
! 複数で長時間のお説教
「~して,次は~するんだよ。それから次には~に気をつけて。最後にちゃんと~をしてから 席に着け!」
子供:「何を第一に聞けばいいの?」
*これらをちょっと観方,言い方を換えた声がけに転換すると,一言で済みます。
さて,読者のみなさん,どう言いますか?模範回答はコメントにて。
0 件のコメント :
コメントを投稿