小学校教諭のY・Sです。
表題の言葉は、私の母校である大学の工学部玄関に掲げられています。ガリレオ・ガリレイの言葉とか、聖書の一節という説がありますが、詳しい出典は不明です。
その意味を学生時代は理解できなかったのですが、教職の現場を20年以上経験した今、少し実感できるようになってきました。その大意は次の通りです。
「人間至上主義的・科学万能主義的な考え方や教育が、人の姿をした悪魔をつくっているのではないか。科学技術を学ぶ者も、人間を超越した存在を知り、神を畏怖する心を持った人でなくてはいけない」
実はこの言葉私たちの世代が心を躍らせて毎回見ていた「ウルトラシリーズ」(円谷プロ制作)の第3弾、「ウルトラセブン」第18話の中にも出てきます。以下、引用です。
キリヤマ隊長:
「疑似空間を作り出すなんて恐るべき宇宙人だ。こんな言葉を知っているか。神なき知恵は、知恵ある悪魔をつくることなり。どんな優れた科学力を持っていても、奴は悪魔でしかないんだ」
ダン隊員:
「隊長、知恵ある悪魔から地球を守る我々の任務は、非常に重大という訳ですね」
※下線はY・S
私はこの「智慧ある悪魔」を侵略宇宙人ではなく人間に擬えているように思えてならないのです。私たち教師は決して「智慧ある悪魔」をつくってはなりません。そのためにはどんな教育理念が必要なのか。模索していきたいものです。
このブログは、保育・幼稚園、小学、中学、高校、大学、学習塾で、子どもの可能性 を認め、引き出す教育を実践している7名の教育関係者によるブログです。それぞれ の成功や失敗の事例を交えながら、教育課題の解決方法を分かりやすくつづっていきます。
2014年3月30日日曜日
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神(まごころ)のない人間のいうことは、いくら聖書・経典などの知識があって美辞麗句を並べても所詮「机上の空論」でしかありません。先生、是非ともこれからの時代を担う子どもたちに全人教育を教えてください。私も陰ながら祈らせていただきます。
返信削除福島のsionさん、コメントありがとうございます。
返信削除同じ大学ご出身なのですね!今後ともよろしくお願いします。
この言葉が一番的確に表れているのが玉川大学です。金儲けばかり考えている大学です。非常に残念です。
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